新しいライフスタイルとして注目されてる「アドレスホッパー」。
「本物の旅人」のような「遊牧民」のような、自由きままなライフスタイルをしてる人たちを見ると「いいなぁ~」って思いますよね。
ただ、アドレスホッパーにも素敵な面もあれば、ちょっと心配な面もあるのは確かです。
また、アドレスホッパーになりたいと思っても収益源がないと生活はできないので、実現するための働き方が重要になってきます。
今回は、アドレスホッパーのメリットとデメリットについてお話させていただき、自由なライフスタイルを実現するための働き方についてもお話していきます。
目次
アドレスホッパーとは?
アドレスホッパーとは、固定した家を持たずに生活をしてる人たちのこと。
「アドレス=住所」「ホッパー=移動する」という意味です。
自分の家の代わりに「Airbnb」などのシェアハウスサービスを利用して宿泊したり、ホテルや旅館に泊まったり、時には現地で知り合った人たちと友達になって家にお邪魔しながら生活をしてます。
また、アドレスホッパーは定住せずに移動しながら生活をしてるため、手荷物も少ないのも特徴ですね。
スーツケースとリュック1つずつで移動し、その他の荷物については「荷物預かりサービス」を活用したり、実家に置いてたりします。
今の時代だからこそ成立するような新しいライフスタイルです。
では「デュアルライフ」や「ノマドワーカー」と何が違うのか?
それは「自分が帰る決まった家」があるかどうかです。
デュアルライフは都心と田舎に固定した家があるライフスタイルで、ノマドワーカーは働く場所や時間を自分で決められるけど帰る家はあります。
一方で、アドレスホッパーとは自分で契約した家は持ってません。
定住せずに自分の気の向くままに生活してるのがアドレスホッパーなんです。
アドレスホッパーのメリットとデメリット
アドレスホッパー的なライフスタイルには憧れますよね。
気の向くままに自由に移動して、その土地ならではの食べ物やお酒を楽しみ、現地の人たちとオフラインならではの交流をする。
「オンラインの繋がり」と「オフラインの繋がり」の両方を大切にできる素敵なライフスタイルです。
でも、どんな働き方でもライフスタイルでもメリットとデメリットがあるように、アドレスホッパーにも良い面と心配な面があります。
メリット
まずは、アドレスホッパーのメリットについてお話していきます。
- 旅をしながら生活できる
- 家賃の概念がなくなる
- 出会いや人脈が増える
では詳しくお話していきます。
旅をしながら生活ができる
アドレスホッパーの最大のメリットは「旅をしながら生活ができる」ということ。
平日休日の概念がなくなり、春は桜の綺麗な場所に出かけてみたり、夏は山や海などの自然を楽しみ、秋は紅葉や満点の星空を堪能したり、冬はなるべく暖かいところに赴くことができます。
また、自分の趣味を最優先させながら生活をすることだってできます。
誰もが人生で1度は「旅をしながら生活したい!」とか「自分の趣味を最優先にしながら働きたい!」思ったことはあるはず。
それを現実にしてるのが「アドレスホッパー」なんです。
家賃の概念がなくなる
アドレスホッパーの2つ目のメリットは「家賃」の概念がなくなるということ。
スマホや交通費、家賃などの固定費は生活をしていく上で当たり前の出費だと誰もが思ってました。
だけど、アドレスホッパーになれば自分の固定した家を持たないので「家賃」という概念がなくなるんです。
また、電気代やガス代、水道代などの光熱費からも開放されます。
これは大きいですよね。
だって会社員をしてたら、いつの間にか「家=寝るだけの場所」になってることも多いです。
寝るためだけに「家賃」を支払ってるのは、バカバカしいと思う瞬間もあるはずです。
アドレスホッパーなら「家賃」という概念がなくなるので、その分のお金を他に使うことができるんです。
出会いや人脈が増える
アドレスホッパーは遊牧民のように移動しながら生活をするので「出会いや人脈」も確実に増えます。
気の向くままに行ったことのない土地に訪れれば、そこでしか出会えない人たちとの交流もできるし、一緒にお酒でも飲めば、温かい人脈もできます。
また、シェアハウスやホステルなどに宿泊すれば、アドレスホッパー友達や日本に旅行にきた外国人、日本一周を目指してる学生などとも交流ができるんです。
毎日同じ電車に乗って、決まったデスクに座り、気の合う同僚たちと仕事終わりに飲みに行く…。
こんな生活も悪くはないですが、新たな出会いや温かい人脈を構築するのって結構むずかしいですよね。
アドレスホッパーになれば「新たな出会いや人脈」も増えるというメリットがあります。
デメリット
続いてアドレスホッパーのデメリットについてお話していきます。
スナフキンのようなライフスタイルを過ごせるアドレスホッパーですが、やはりデメリットもあるんですよね。
- 子育てが難しい
- 家賃の代わりに旅費が発生する
- 周りから「ホームレスでしょ?」って言われることもある
では、詳しくお話していきます。
子育てが難しい
アドレスホッパーの最大のデメリットは「子育て」が難しいということです。
結婚はできると思いますが、子どもが出来たら「学校」に通わせる必要がありますよね。
高校生なら通信制があるのでカバー出来ますが、小学校・中学校の義務教育過程は学校に通わせる必要があります。
そうなると子どものために帰る家を用意しないといけません。
なので、独身や子どもがいない夫婦なら良いですが、子どもができたらアドレスホッパーを卒業するしか方法はなさそうです…。
家賃の代わりに旅費が発生する
アドレスホッパーは「家賃」という概念がなくなりますが、その代わりに「旅費」が発生します。
なので、固定費を削減できるものの実質の出費はあまり変わらないなんてこともあります。
宿泊費だけでなく、電車や新幹線などの交通費も加算されますので…。
ただ「Airbnb」や「ホステル」など格安で宿泊できる施設を転々とすれば、結果的には家賃よりも安く収めることは可能です。
なので、その辺りの収支関連には気をつけないといけません。
周りから「ホームレスでしょ?」って言われることもある
アドレスホッパーの3つ目のデメリットは、新しいライフスタイルすぎて世間には否定する人もいるということです。
「ホームレスのオシャレ版でしょ?」
「住所不定なだけでしょ?」
などなど…。
世間では自分の家があることが大前提になってるので、アドレスホッパーを受け入れられない層が存在します。
なので、冷たい視線を浴びることもあると思います。
アドレスホッパーに向いてる人
どんな働き方にもメリットとデメリットはあります。
なので大切なのは、自分が向いてるライフスタイルかどうかということです。
では「アドレスホッパーに向いてる人」とはどのような人なのか?
それは「出かけるのが好き!」とか「色々な経験や人脈を構築したい!」とか「まだ結婚は考えてないから自己投資したい!」と思ってる人ですね。
自由に行きたい場所に出かけて、多くの人と出会ったり、自分の趣味を謳歌したり、時にはトラブルに巻き込まれて人生の糧にしたりと…。
アドレスホッパーの魅力はココですよね!
なので「旅人のように生活したい!」と思ってる人にとっては最適なライフスタイルの1つだと思ってます。
アドレスホッパーを実現する働き方
スナフキンのようなライフスタイルを過ごせるアドレスホッパーですが、肝心なのは働き方です。
貯金を切り崩しながらアドレスホッパーになっても、行き着く先は明るくはないですよね…。
では、アドレスホッパーを実現する働き方とはどのようなものなのか?
共通してるのは「オンラインで完結する仕事」ということです。
リモートワークOKな会社員
「リモートワークOK」な会社員ならアドレスホッパーになれます。
会社への出社を強制されてなくて、月に数回行けば問題ないのであれば十分可能ですよね。
ネットが繋がる環境であればskypeやハングアウト、LINEなどで仕事のやり取りが出来る時代なので、固定された場所でなくても十分に仕事は出来ます。
また、会社員なら安定した収入も得られるので、リモートワークOKなら十分にアドレスホッパーを実現できます。
インターネットビジネス
リモートワークOKな会社なら良いですが、現実問題としてリモートワークOKな会社って少ないですし、営業職や管理職だったら、そもそもリモートワークが難しいですよね。
そうなると「自分で稼ぐスキル」と「場所や時間に縛られない」働き方を実現する必要があります。
- アフィリエイト
- 株・FX
- 物販
これらのインターネットビジネスであれば、アドレスホッパーを実現することが可能です。
ネット環境とパソコンがあれば仕事が出来ますからね。
ただ、リモートワークOKな会社とは違い、すぐに実現できる働き方ではないのも事実です。
なので、いきなりアドレスホッパーなるのではなくて、会社員をしながらインターネットビジネスを始めて軌道に乗ったら、晴れてアドレスホッパーになるのが良いですね!
リモートワークOKな会社でもインターネットビジネスでも共通してるのは「オンラインで完結する仕事」ということです。
アドレスホッパーになるためには、まず「オンラインで完結する働き方」を実現していきましょう!
それぞれのライフスタイルが生まれる時代
今回は、アドレスホッパーのメリットとデメリットと実現するための働き方についてお話しました。
アドレスホッパーは、今の時代だからこそ可能なライフスタイルです。
「オンラインで完結できる仕事」が増えてきたからこそ、個人が思い思いのライフスタイルを過ごせるようになりました。
世間には否定する人たちもいますが、ぶっちゃけ関係ないですよね(笑)
だって、価値観が違うだけの話。
自分の人生なんだから自分で決めれば良いし、誰かに迷惑をかけてないなら何も問題はありません。
たった1度の人生なので、自分が思い描くライフスタイルを1日でも多く過ごしたほうが、最終的には幸せだと思います。