「時は金なり(Time is money)!」とか「時間の無駄だ!時は金なりなんだぞ!」など、ビジネスシーンや日常生活で、誰もが1度は耳にするフレーズです。

ただ…「正しい意味を知ってますか?」と聞かれると、なんとなく「時間とお金は同じくらい大切ってことでしょ?」とか「お金よりも時間のほうが大事なんでしょ?」と答える人が多いです。

たしかに完全に間違ってるわけではありませんが、ちょっと意味が違います。

なので今回は「時は金なり(Time is money)」の本当の意味や語源、また僕が思う現代版の解釈をお話をしていきます。

「時は金なり(Time is money)」はビジネスで誤用されてる!

「時は金なり(Time is money)」はビジネスで誤用されてるケースが多いです。

たとえば、こんなシーンがそうです。

 

部下
部長!
プロジェクトXですが、◯◯が理由で進捗が大幅に遅れております。

部長
何が言いたいんだ?だから、どうしたんだ!

部下
いや、その…。遅れてるという報告をと思いまして。

部長
そんなことはどうでも良い!!!
とにかくスケジュール通りに進めるのが担当の役割だろ!
そんなことで俺の時間を奪いやがって!
時は金なり」なんだぞ!!!

 

会社員をしてるとよく見かけるシーンですよね。

この場合の「時は金なり(Time is money)」は的はずれではありませんが、正しくありません。

このシーンの「時は金なり(Time is money)」は、「俺の時間は高いんだ!」「俺の時間を無駄にするな!」というニュアンスです。

でも、このニュアンスは「時は金なり(Time is money)」の本当の意味ではないんですよね。

「時は金なり(Time is money)」の語源

「時は金なり(Time is money)」の語源は、アメリカ合衆国建国の父と讃えられている「ベンジャミン・フランクリン」が「Advice to a Young Tradesman(※若き商人への手紙)」で記した言葉です。

余談ですが「ベンジャミン・フランクリン」はアメリカ紙幣の顔にもなってるので、日本で言うところの福沢諭吉みたいな人です。

ベンジャミン・フランクリンは「Advice to a Young Tradesman(※若き商人への手紙)」のなかで、「Time is money」の他にも教訓的な言葉を残してます。

  • 「なすべきことをなさんと決心すべし。決心したることは必ず決心すべし。」
  • 「時間を空費することなから。つねに何か益あることに従うべし。無用の行いはすべて断つべし。」

「時間とは何か?」とか「時間をどのように活用すべきか?」など、「時間」に関する言葉を自伝で多く伝えてます。

「時は金なり(Time is money)」の本当の意味

ビジネスシーンでの「時は金なり(Time is money)」は「俺の時間は大切だ!」みたいなニュアンスで使われてます。

また「時は金なり(Time is money)の意味はなんですか?」と聞かれると、「時間とお金は同じくらい重要ってことでしょ?」とか「お金よりも時間を大切にしよう!ってことでしょ?」など、こんな風に答える人がほとんどだと思います。

的はずれな答えではないんですけど、「本当の意味」ではありません。

ベンジャミン・フランクリンが記した「時は金なり(Time is money)」とは、「機会費用」を意味してるんです。

機会費用とは?

「機会費用」とは、その時間で得られた利益のことです。

ベンジャミン・フランクリンは「Advice to a Young Tradesman(※若き商人への手紙)」のなかで、「6ペンスを手に入れるために働いてる時間と何もしてない時間が平等にあったとき、実は6ペンスを失っている」と記載してます。

もう少し詳しくお話していきます。

たとえば「12時間働いてるA君」と「6時間働いてるB君」がいたとします。

A君は12時間働いてるので12,000円の収入を得られます。

だけどB君は6時間だけ働いて、残りの6時間は友だちを遊んでいたので、6,000円しか収入を得られませんでした。

この場合だとB君はA君よりも機会費用として、6,000円の損失をしてますよね。

また12時間働いて15,000円の収入を得ているC君が登場すると、A君はC君よりも機会費用として3,000円の損失をしてることになります。

つまり平等に与えられてる24時間のなかで、何かを選択することで目に見える利益と見えない損失が発生してるというのが「時は金なり(Time is money)」の考え方なんです。

自分の時間を「機会費用」で換算しよう!

「時は金なり(Time is money)」思考を身につけるなら、「自分の時間を機会費用で換算する習慣」がポイントです。

 

機会費用的な思考方法
毎時間、どの選択肢が利益に繋がるのかを考える。
「アルバイト」での6時間勤務と「正社員」での6時間勤務の利益差を考えてみる。
特売やタイムサービスなどに1時間かけて並んだりする時には、得られる利益額を計算してみる。

 

機会費用的な思考方法」とは「常に時間と利益を結びつける考え方」です。

自分ではベストだと思ってる選択肢でも実は損失してたり、お得そうに見えてもトータル的に考えると損してるケースはあります。

そんな結果にならないように「時は金なり(Time is money)」の正しい意味を知ったうえで、機会費用的な考え方を取り入れていきましょう!

「時は金なり(Time is money)」の現代版の意味とは?

それでは「時は金なり(Time is money)」の現代版の意味を考えていきます。

ベンジャミン・フランクリンが伝えたかった機会費用とは、極端に言うと「常に利益が発生する時間を過ごした方が良い」です。

これは自分で商売をしたり起業したりするなら大切な考え方ですが、会社員をしてると「常に利益が発生する時間を過ごす」のは現実的に不可能です。

というのも、会社員は自分の時間と労力を引き換えに毎月給料をもらってます。

なので現代のオーソドックスな働き方をベースに考えると、機会費用的な思考方法では働けないんです。

僕が思う「時は金なり(Time is money)」の現代版の意味

僭越ながら、僕が思う「時は金なり(Time is money)」の現代版の意味をお話していきます。

それは「明日やろうはバカ野郎」です。

詳しくお話していきます。

会社員をしてると「キャリアアップしたい」とか「転職するために資格を取りたい」など、自分の将来のために「やったほうが良いこと」が色々とありますよね。

また人間関係でも「嫌いな人」や「価値の合わない人」とは疎遠にして、「価値観の合う人」や「良い刺激をもらえる人」と関係を構築したいはずです。

だけど、これらは緊急性が低いので「今は忙しいから、いつかやろう…」と後回しになるのがほとんどです。

ここで機会費用的な考え方を登場させます!

「やったほうが良いこと」を後回しにしたら失うモノを考えてましょう。

会社員としてキャリアアップのために「やったほうが良いこと」を後回しにすれば、実現するまでのスピードは大幅に遅くなるし、いつまで経っても叶えられないかもしれません。

また人間関係でも、居心地が悪い人たちと一緒にいるとストレスを抱えたり、仕事やプライベートに支障が出たりします。

なので「いつかやろう!」ではなく「今この瞬間からやる」。

これが僕が思う「時は金なり(Time is money)」の現代版の意味です。

実は僕もチャレンジするときに色々と考えてしまい「後回し」にするクセがありました。

「いつか起業したい!」と思ってた会社員時代には「抜群のアイデアが生まれてからにしよう」とか「資金ができてから始めてみよう」など、あれやこれやと言い訳をしながら5年以上が過ぎてました。

また仕事の生産性を上げるために勉強したほういいのに、今のやり方に慣れてるから「あとでいっか」とよくなってました。

だけど、こんなことを繰り返してたら現実は変わりません。

そんなときに「時は金なり(Time is money)」の本当の意味を知り、僕なりの現代版の意味として「明日やろうはバカ野郎」と解釈してから、僕の働き方は変わりました。

なので、もしあなたが同じように「いつかやろう症候群」になってるなら、「明日やろうはバカ野郎」を意識するのをおすすめします。

そうすれば目に見えない損失は発生しないし、目の前の現実も少しずつ変わっていくはずです。

なすべきことをなさんと決心すべし。決心したることは必ず実行すべし。

ベンジャミン・フランクリンは、こんな言葉も残してます。

自分のために「やったほうが良いこと」なら、すぐに行動しましょう!

どんな毎日を過ごしたいか?

今回は『時は金なり(Time is money)はビジネスシーンで誤用されてる!本当の意味や語源と現代版の解釈について』をテーマにお話をしました。

「時は金なり(Time is money)」の語源は、ベンジャミン・フランクリンが残した言葉であり、後世に語り継がれるであろう名言です。

「機会費用」の大切さを訴えてる言葉でもありますが、これは「時間」と「お金」だけの話ではなく、「現実」と「理想」にも当てはまります。

「自分が思い描く毎日を実現するために、今この瞬間をどのように過ごすのか?」

どんな毎日を過ごしたいのかをイメージできれば、今この瞬間なにをすべきなのか分かるはずだし、後回しにすれば実現までの道のりが険しくなるのもも感じるはずです。

「明日やろうはバカ野郎」です。

この瞬間から自分が思い描く毎日のために「どんな行動が良いのか?」を考えていきましょう!

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