日清食品ホールディングスの代表取締役CEOである安藤宏基氏が書いた『勝つまでやめない!勝利の方程式』を読みました。

私が読む前にタイトル名で感じたのは『日本を代表する企業のCEOの意志』でした。さすが日本を代表する企業のCEOだなぁっと。頭では分かっていて行動するのが難しいパターンの言葉って、権威がある人が言うと重みが凄いです!

私がこの本を手にしたのは会社員時代の新規事業部に所属していた時で『どうしたら新規事業は成功するのか。』という前向きな気持ちと『いっその事、新規事業を撤退してしまって他の部署配属になり楽になりたい』という後ろ向きな気持ちの間にいた時でした。

私がこの本を読んで新規事業が成功した!!という素敵なストーリーではないですが、独立した今でも思います。

『勝つまでやめない』というのは、最強の思考回路だと。

安藤宏基氏はマージャンでほとんど負けたことがないらしい。

日清食品ホールディングスの代表取締役CEOである安藤宏基氏は、学生時代からマージャンをほとんど負けたことがないらしい。

さすが日本を代表する企業のCEOだけあって、勝負強さがピカイチなのかと思いきや・・・。

ほとんど負けたことがない理由『勝つまでやめなかったから。』これだけだとシンプルに見えすぎちゃうんで、この言葉に重みを出すと『勝つまで続ける。勝つまでエンドレス』ということです。

安藤宏基氏の『勝つまでやめない』スタンスの理由は『途中でやめなければ負けたことにならないから』だと。

間違いなく正解ですが、相当な負けず嫌いですよね。

私はマージャンはしませんが、大学生時代に頻繁にプレステの桃鉄を友人達とやっていました。その友達の中に集中攻撃をされたり負けだすとキレちゃう人とかいるだけで気を使って超絶めんどくさかったのに・・・。それを『勝つまでやめない』となるとしんどすぎます。本人は満足いくかもしれませんが、付き合わされる人にとっては苦痛極まりないです。

『勝つまで諦めない』ではなく『勝つまでやめない』

気になったのが『勝つまで諦めない』ではなく『勝つまでやめない』という言葉でした。

意味は同じように聞こえますし普段は意識しなかったんですが、きっとこの言葉のチョイスにも意味があるのではないかと思います。個人的にはニュアンス的に『諦めない』より『やめない』の方が意志の強さが伝わってきますけど。

本当は『諦めない』と『やめない』には違いがあります。なんでも『諦める』の一部の意味がごっそり抜けてしまって、『やめる』と同じ感じで使用されるようになったみたいです。私も普通に同じイメージで使っていましたが・・・。

元々『諦める』の『諦』には『真実・真理・悟り』の意味があり、『明らかにする』の意味に近いんです。『諦(真実・真理)』を明らかにしてから止めることを『諦める』ということになるんです。

例えば、友達がお肉が嫌いだから焼肉屋に行くのを諦めるというイメージですね!簡単に言うと、諦める前には前提(※真実・真理)があるわけですよね!

安藤宏基氏が『諦めない』ではなく『やめない』という言葉をチョイスした意味を私なりに解釈すると、安藤宏基氏にとって『真実・真理』は大事だとは思いますが、それを知ってでも尚『やめない』という意志の強さを表現したかったんだと思います!

『真実・真理』がどのようなコトであろうと、勝つまで続けるんだ!ということなんでしょうね。

本書内でも安藤宏基氏はこのようにコメントしています。

 

私は勝ちにこだわる。理由は簡単である。

競争から逃げ出したくないからだ。競争こそが技術革新を生み、市場を大きくする。

あいまいな目標を掲げるよりも、勝つことに執着することが「ブレない経営」につながると信じている。

※引用 勝つまでやめない!勝利の方程式

 

このコメントからも『勝つまで諦めない』ではなく『勝つまでやめない』が似合います!

とにかく「勝つまではやめないんだ!」強烈な意志の強さが言葉に宿っていますね!

たった5%!!『勝てる人』と『勝てない人』の差

『勝てる人』と『勝てない人』について安藤宏基氏は5%の差だと本書内でコメントしています。

 

仕事は目標の95%までは誰でも行くことができる。

最後の5%を登り切る力のある人が「人の中で人である」。

※引用 勝つまでやめない!勝利の方程式

 

新規事業部の会社員時代には、この言葉はあまり響かなかったんですが、振り返ると本当にそうだなぁっと思います。

95%までは本当に誰でも行けちゃうんです。もし、行けていないのであれば方法が間違っているか努力の絶対数が足りないだけです。それをクリアすれば95%までは行けることができます。

そこからですよね!最後の5%をやめないで続けれれるかどうか。

私は新規事業部の時には残り5%を続けれられませんでした。新規事業部は2年間も利益が出ていなかったですし軌道に乗る雰囲気もなかった。だから新規事業部は撤退するという理由で当時は納得してました。

でも今思うのはそれも理由の一部ですが、それ以上に新規事業部に対する情熱や気力が無くなっていたんだと思います。間違いなくそこが一番の新規事業部の撤退理由だったのではないかと思います。

安藤宏基氏の言葉を借りると『人の中の人』ではなかったということになるんですが(笑)

先程の安藤宏基氏の本書内の続きがこちらです。

 

"勝つまでやめない”情熱を仕事の支えてしなければならない。

※引用 勝つまでやめない!勝利の方程式

 

安藤宏基氏の言葉を借りると情熱がないということは仕事の支えがない状態なので、勝つことなんて絶対に無理です。家を立てるのであれば土台が、プロスポーツ選手であればフィジカルが重要だと言うことです。

この5%を乗り越えることが出来るのか、それは情熱という土台なんです!

だけど『勝つ』という言葉に抵抗がある。

だけど、個人的には『勝つ』という言葉に抵抗があるんですよね。

日清食品ホールディングスという日本を代表する会社の代表取締役CEOである安藤宏基氏にとっては『競争に勝つ』ことが身近に感じて、新たな市場を作ったり大きくすることが使命だと思います。

ですが、私の場合はそれは使命ではありません。

なので『勝つ』ではなく『目標や自分が求める現実』の方がしっくりきたりします。私が求める現実は家族とのデュアルライフです。僭越ながら置き換えると『家族とのデュアルライフが出来るまでやめない』ということになります。

きっと大事なのは『自分自身の目標』や『自分が求める現実』を達成するまで『やめない』ということなんだと思います。

色々な制限がある環境を現実だと変換してやめた事って沢山あると思います。私も会社員時代にはあれやこれやを現実と変換して自分自身を納得させてやめた事は沢山あります。

安藤宏基氏は本書内でこんなコメントもしています。

 

「勝つ」ための条件はいろいろあるが、一番大切なのは変化への対応力だろう。

※引用 勝つまでやめない!勝利の方程式

 

一見『勝つまでやめない!勝利の方程式』と聞くとマインドや根性論の様に感じます。

ですが、安藤宏基氏が提唱する勝つ方法は『変化への対応力』なんです。なので単純なマインドや精神論ではなく、変化へどのように対応していくのかというロジカルシンキングなんです。

なので、色々な制限がある環境を『現実』ではなく『変化』へと変換して、『自分自身の目標』や『自分が求める現実』を達成するまでロジカルに考えながら行動するのを『やめない』。

安藤宏基氏の『勝つまでやめない!勝利の方程式』は、最強の思考回路ということです。

最後に

『勝つまでやめない!勝利の方程式』のタイトルって、安藤宏基氏にしか付けられないタイトルですよね。実際に本書内にも勇ましいタイトルになってしまったという記述もあるくらいです。

タイトルだけで判断するとマインド面や精神論の本だと思うかもしれませんが内容は真逆です。マーケティングやデザインについても記載しています。

個人的にはそれ以上にこの本のタイトルを見るだけで背筋が伸びます。

 

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