今回は、『20代のお金の使い方』をテーマにお話していきます。
社会人1年目なら、学生時代から欲しかったモノを買ったり、両親にプレゼントを送ったり、旅行に行ったりと。
学生時代に思い描いていたお金の使い方をしますよね。
そして、社会人2年目になると「今後のお金の使い方」について真剣に考え始めると思います。
もしものために「貯金」したほうが良いのか、それとも今後のために「自己投資」をしたほうが良いのか…。
悩ましいところですよね。
個人的には、20代の社会人なら「少しの貯金」と「多めの自己投資」がバランス良いのかなぁと思ってます。
目次
お金の使い方の種類
まずは、お金の使い方の種類についてお話していきます。
普段、あまり意識しないでお金を使ってたなら「今までのお金の使い方」を振り返ってみたり、「今後お金を使う時」に意識してみましょう。
お金の使い方を攻略するには「現在の自分がどんなお金の使い方をしてるのか?」を把握することが1歩目です。
- 浪費・消費
- 貯金
- 投資
主にこの3つがお金の使い方です。
では、もう少し詳しくお話していきます。
浪費・消費
「浪費・消費」とは、日常生活で必要なモノを購入したり、娯楽費のことを言います。
ランチ代や同僚との飲み会、友人たちとのカラオケ代。
また、家賃や光熱費、水道代などもそうですね。
普段生活をしていて必要なお金だったり、ストレス発散のためのお金だったりします。
貯金
高価なモノを買うためだったり、万が一の備えのために「貯金」はしますよね。
「海外旅行に行きたいから」とか「将来、一軒家を買いたいから」とか「老後のため」など。
今後の備えのためのお金の使い方が「貯金」です。
また、保険に加入するのも「貯金」と言っていいでしょうね。
投資
「投資」には2種類あります。
- 自己投資
- 金融投資
では、もう少し詳しくお話します。
自己投資
「自己投資」とは、自分の「市場価値」を高めるためにお金を使うことです。
パソコン教室や料理教室などの「スクール系」、絵画鑑賞や歌舞伎鑑賞などの「体験系」、ビジネス書や小説などの「書籍系」など。
自分のスキルを高めたり、感性を磨いたりするために使うお金です。
金融投資
「金融投資」とは、お金を運用してお金を増やすという使い方です。
株やFX、不動産や仮想通貨など…。
お金でお金を増やすため使うことが「金融投資」です。
「貯金VS自己投資」ではない!
では、本題に入っていきます。
20代のお金の使い方には、様々な意見がありますよね。
「貯金なんかせず、自己投資に全て当てよう」だとか「年金を貰えるか怪しいから、貯金しておこう」など。
僕は、どちらも間違ってはないと思います。
20代なら最低でも40年間くらいは働かないといけないんだから、自己投資してスキルアップしたり経験を積んでおくことは必要だと思うし。
今の20代だと年金を貰えるのかは確かに怪しいから、しっかり貯金しておくのも良いと思います。
だけど…。
お金の使い方は「自己投資 or 貯金」みたいな二者択一の考え方は違うかなと思ってます。
だって、社会人として逞しく生きていくなら、両方とも大切だからです。
20代のときに全く自己投資せず、スキルや教養、経験などが乏しい30代や40代なら仕事で成果を出すのは厳しいだろうし、後輩・部下から見て魅力的な先輩・上司にはなれないと思います。
また、自己投資しまくってスキルや教養、経験などを積んだとしても、貯金がないなら万が一の時に対応できないだろうし、シンプルにお金の管理ができない人になるだけです。
なので、「自己投資VS貯金」という考え方ではなく、自分にとって最適なバランスでお金を使うことが大切だと思います。
20代のお金の使い方は「少しの貯金」と「多めの自己投資」
20代のお金の使い方は「少しの貯金」と「多めの自己投資」が良いと思います。
というのも…。
まだまだ20代だし、これからの世の中はどのように変化していくか分かりません。
今働いてる会社が倒産する可能性だってあるし、人工知能(AI)の登場で現在の職種が必要なくなる可能性だってあります。
だからこそ、自己投資して自分の「市場価値」を上げることが重要になってきます。
今の職場で身につく知識やスキルだけでなく、今後のトレンドになりそうな知識やスキルを身につけたり、資格取得したり、色々な経験・体験を通じて自分のセンスを磨いておく。
そうすれば、今の会社や職種がなくなったとしても、次の仕事に困ることはなくなりますよね。
とは言っても、全く貯金しないのは問題です。
万が一、病気や事故にあったときにお金がないと対応することができないし、それ以外にも予期せぬ事でまとまったお金が必要な場合もあるかもしれません。
なので、全てを自己投資に当てるのはでなく、「少しの貯金」はしておくべきですね。
ただ、自己投資するための貯金は大切です。
新しいパソコンを買ったり、海外の美術館や世界遺産などに行くなら、まとまったお金が必要になります。
自己投資や目的のある貯金なら積極的にしたほうが良いですね!
「少しの貯金」と「多めの自己投資」の目安
では、具体的に「少しの貯金」と「多めの自己投資」の目安についてお話していきます。
1人ひとり給料が違うと思うので、一概に「この金額!」とは言えませんが…。
給料から生活費や必要経費などを引いて、自由に使うことができるお金が10万円あるとするなら「3万円」を貯金」して「7万円」を自己投資に使うくらいが良いと思います。
なので、自由に使えるお金の30%を貯金して、70%は自己投資にする割合ですね。
ただ、無理やり自己投資する必要は全くありません。
自分にとって必要だったり、興味あるものへの自己投資だけにしましょう。
なので、自己投資先が見つからないなら、そのお金は貯金に回すと良いですね!
20代におすすめの「自己投資」
では、20代におすすめの「自己投資」についてお話していきます。
「何が役立つ自己投資なのか?」って悩みポイントだと思います。
でも、そんな難しく考える必要はありません。
自分のためになるようなモノのためにお金を使えば良いんです。
- 資格やスキルを身につける
- 知識を得る
- 経験や体験を増やす
- 健康を維持する
大きく分けると、自己投資には4つのジャンルがあります。
資格やスキルを身につける
資格やスキルを身につけるのは、自己投資の定番ですね。
英会話教室やパソコン教室に通ったり、日商簿記やMOSなどの資格、TOEICやTOEFLなど。
自分の「市場価値」を可視化できる資格やスキルは有効的だと思います。
また、アフィリエイトや物販、株やFXなどでお金を稼ぐスキルを身につけるのもありですね。
ただ、何でもかんでも資格やスキルを身につければ良いということではありません。
「自分が生きてる間は廃れないスキルや資格かどうか」や「今後の自分にとって必要なものかどうか」は考えましょうね。
知識を得る
知識を得るのも立派な自己投資です。
代表的なのは「本を読む」ことですね。
だけど、「イマイチ本を読む理由が分からない…」という人は多いと思います。
僕が本を読む理由は「選択肢」や「考え方」を増やすためです。
というのも、自分が何かを決断するときって「自分の中」からしか選べませんよね。
仕事でトラブルにあったときでも「最適な方法」ではなく「自分の中にある方法」で対応するしかないし、職場の人間関係でも「最適なコミュニケーション」というより「自分の経験を元にしたコミュニケーション」でしかありません。
なので、いかなる状況でも上手く立ち振る舞うためには、自分の「選択肢」や「考え方」を増やすしかないんです。
これはビジネスシーンだけでなく、「今後の自分の働き方」や今回のテーマである「お金の使い方」でも同じことが言えます。
「選択肢」や「考え方」を増やすには、上司や先輩の話を聞くのも有効ですが、「それ以外の人からも聞くというイメージ」で本を読むのが良いと思います。
また、セミナーに行ってみるのも良いですね!
ただ、慣れてないとセミナーに参加しただけで満足になってしまうので、参加する姿勢がすごく大切です。
下記ブログ記事では、副業・起業セミナーに参加するときの姿勢や注意点などを詳しく解説してます。どんなセミナーであっても参加スタンスは変わらないので、ぜひ参考にしてみてください。
経験や体験を増やす
経験や体験を増やして、自分のセンスを磨くのも良いですね。
美術館に行ってみたり、歌舞伎や落語などを見に行ったり、高級ホテルのサービスを体験してみたりと…。
世間で「一流」と評価されるものに触れて、なぜ「一流」なのかを考えたり、自分の仕事でも通じる部分を探してみることで思考力は鍛えられていきます。
また、経験や体験を意図的に増やすことで、新しいことへの挑戦に対する精神的なハードルを低くすることができます。
健康を維持する
働くためには「身体が資本」です。
なので、健康を維持するために使うお金も自己投資です。
週末にスポーツジムに行ったり、ヨガ教室に通ってみたり、ボルダリングを始めてみたりと。
身体を動かす時間や環境を用意するのも良いですね!
また、カップラーメンや菓子パンなどではなく、健康的な食事にお金を使うのも立派な自己投資です。
身体が健康でないと、働くことさえ難しくなるので、健康維持にもお金を使っていきましょう。
自己投資は「慣れ」が必要
今回は、『20代のお金の使い方』をテーマにお話しました。
「貯金か自己投資のどっちが良いのか?」ではなく、どちらも大切なお金の使い方です。
なので、バランス良くお金を使っていきましょう。
ただ、最初に自己投資するのは精神的なハードルが高いかもしれません。
その場合には「書籍」とか「食事」などの小さな金額からスタートさせ、自己投資に慣れればOKです。
ぶっちゃけ、自己投資できない人って「自己投資するのが怖いから」なんですよね。
でも、今まで自己投資した経験がないんだから当たり前です。実際に僕も社会人になってスポーツジムと契約することさえ、何だか怖かったですからね(笑)
「自己投資が怖い=新しいことへの挑戦が怖い」ということでもあるので、それを克服するために少しずつ自己投資して慣れていきましょう。